1泊2日。今日は歳の離れた妹と大阪に旅行に行く日だ。
待ち合わせは大阪駅。
夕方ごろに妹が来る。
と、いうのも、私が日付を1ヶ月間違えてしまったからだ。
妹は学校があったため、学校に行ってから大阪に来る。
妹と2人でお出かけするのは初めてだっため、私はとても楽しみにしていた。
大事な思春期の時期。
いろんなものを実際に見て、実際にして、自分の心で感じてほしい。
姉として心底そう思う。
そう考えていると、妹が大阪駅に着いたみたいだ。待ち合わせも初めてで、胸が高鳴る。
妹は今サンリオキャラクターにハマっているみたいだ。好きなキャラクターは「ポチャッコ」。
見たことはあるが、名前は知らなかったキャラクターだ。妹が好きだと思うと、心なしかいつもより可愛く見える。
そんな妹のために、早速サンリオショップに行く。
「見るだけだよ。」
と伝えているが、ぬいぐるみが欲しいと訴えてくる。
「他のものはもう買わないよ。それでもいいの?」と伝えると、「いい。」と言うので、それを買ってあげる。
着せ替えができるぬいぐるみだ。
可愛いが、すぐに飽きてゴミになるだろう。なんて夢のないことを思いながらお会計を済ます。
せっかく大阪に来ているので、他のサンリオショップにも行く。
女の子だったら一度はあるであろう、サンリオキャラクターを好きな時期。
私の時はシナモンが流行っていた。
かくいう私も、ランドセル、お道具箱、手提げ袋、すべてシナモンで揃えていた。
グッズが欲しくなるのは理解できるので、サンリオショップに赴く。
先ほどのサンリオショップより、少し広いところだ。しかし、まぁ大体同じものが置いてある。
一通り見て帰ろうとすると、妹の手には、ポチャッコのピン留めが握られていた。
「まりはさっきぬいぐるみ買ったから買わないよ?自分で買うの?」と言うと、
「自分で買う!」と言うのでレジへ並ぶ。
やっぱり、お小遣いとは、自分の好きなものに使うべきだ。人に買ってもらうのではなく、自分で使い道を考えるべきだ、と思った。
そんなこんなで夕食を済ませ、駄菓子バーに向かう。梅田にあるA-55というお店で、駄菓子が食べ放題なのだ。私が行きたいという気持ちもあったが、妹もお菓子は大好きなので、早速向かう。
駄菓子屋さんなのだが、BARというだけあって、少し大人のお店のように感じる。
しかし、そんなことは気にせずに席につく。
店内にはゲームや漫画、お菓子がたくさん並んである。雑多な雰囲気だ。
とりあえず可愛い飲み物を頼み、写真を撮った。
映える飲み物もあり、誰と来ても楽しめそうだ。
正直なところ、店内にある漫画やゲームはかなり古いものが多く、20代の私には「懐かしい」と感じることはあまりなかった。
それでも十分楽しめたので、若い方にもオススメである。
そうこうしていると、いい時間になったので、取っていた宿へ。
続く